アテモヤの追熟方法|届いたらどこに置く?食べごろのタイミングを徹底解説

こんな方におすすめの記事です

  • アテモヤを初めて購入した
  • 届いた実が硬くて不安
  • 冬場の置き場所に困っている
  • 食べ頃を失敗したくない

この記事を読むと分かること(3行まとめ)

密封されていた場合、袋から出して暖かい室内に置くだけでOK

冷蔵庫はNG・高温もNG(食べごろになるまで)

収穫日から6〜10日が食べごろが目安。同梱の収穫日メモが判断の参考になります

※中村果樹園のアテモヤは、毎年12月〜3月頃に期間限定でネット販売を行っています。販売状況については[沖縄アテモヤ通販トップページ]をご確認ください。

アテモヤは「置いておくだけ」で甘くなる果物です

収穫直後のアテモヤを手に取ると、思いのほか硬くて驚く方が多いです。

アテモヤはバナナやキウイと同じ「追熟型」の果物で、収穫後に常温でしばらく置いて熟させてから食べるのが正しい食べ方です。

なぜ置いておくだけで甘くなるのでしょうか。収穫直後のアテモヤの果肉には、甘さのもとになる糖分がまだデンプンの状態で蓄えられています。
常温に置いておくと、果実が自ら酵素を働かせてデンプンを糖(ショ糖・果糖・ブドウ糖)へと変えていきます。
同時に、果肉を硬く保っているペクチンという成分も分解されて、スプーンですくえるほどなめらかに柔らかくなります。果物が自分の力で熟していく、それが追熟です。

手を加えることは何もありません。ただ、置く場所と温度だけは守ってください。

収穫時のアテモヤ
追熟して食べごろのアテモヤの断面

追熟前は冷蔵庫に入れないでください
甘くならず、寒さで実が傷む「低温障害」の原因になります。

アテモヤの置き場所はどこがいい? 温度の「下限」と「上限」に注意

置き場所の結論

暖房の効いたリビングや食卓まわり。直射日光を避けた場所に、箱を開封し、袋に入っている場合は袋から出してください。密封状態のままだと湿気がこもり、傷みやカビの原因になることがあります。

温度には下限と上限の両方があります。

低すぎる場合(14℃以下)

アテモヤは14℃以下の低温に長時間さらされると寒さで実が傷む「低温障害」を起こします。果皮が黒く変色したり、甘さが出ないまま傷んでしまったりします。
1〜3月の時期は、暖房を切った夜間の玄関・廊下・窓際は思いのほか冷え込みます。こうした場所への置き忘れには注意してください。

高すぎる場合(26℃以上

反対に、暖房が効きすぎた部屋や、ストーブのすぐそばや暖房機器の風が直接当たる場所など、26℃を大きく超えるような場所も要注意です。
追熟が急速に進みすぎると、果実の表面が割れることがあります。
見た目は驚くかもしれませんが、割れただけなら中身は問題なく食べられます。ただし、割れた部分からカビが生えやすくなるため、気づいたらなるべく早めに食べてください。

温度が高すぎて追熟が急速に進んで割れたアテモヤ
温度が高すぎて追熟が急速に進んで割れたけど食べられるアテモヤ

日中は人がいないご家庭も多いと思いますが、暖房を一時的に切っていても、短時間であれば問題ありません。長時間に渡って14℃以下になるような極端な環境でなければ、追熟は問題なく進みます。

アテモヤは「香り」では食べ頃を判断しにくい果物です

「南国の果物だから強い匂いがするかも?」と心配される方がいますが、アテモヤは熟しても強い香りはほとんどありません。
マンゴーやパイナップルのような甘い香りを期待していると「まだ熟していないのかな?」と誤解することがあります。香りではなく、後述の「見た目」と「手触り」で食べごろを判断してください。

アテモヤが食べ頃になるまでの目安日数と室温の表

室温の目安追熟の目安日数
22〜25℃(適温・日中不在でも安心)5〜7日
18〜22℃(やや涼しい室内)6〜8日
15〜18℃(涼しい部屋・廊下)8〜11日
14℃以下追熟が止まる・低温障害の恐れあり
26℃以上追熟が速すぎる・果実が割れることあり

いつ食べごろになる? 収穫日が目安になります

中村果樹園のアテモヤには、同梱のチラシに収穫日が記載されています。上の表と照らし合わせることで、おおよその食べごろが計算できます。

たとえば室温20℃前後のご家庭であれば、収穫日から6〜8日後が目安です。
目安日が近づいたら毎日アテモヤの見た目、手触りを確認することをおすすめします。「少し弾力が出てきた」と感じた翌日あたりが、最も食べ頃の目安です。

食べごろの見極め方① 見た目で確認する

追熟が進むと、果実の見た目に変化が現れます。

果皮の色が鮮やかな緑から少し落ち着いたくすんだ緑に変わります。一部が薄く茶色がかってくることもありますが、これも熟しているサインで問題ありません。
軸(ヘタ)のまわりに少し隙間ができたり、黒い蜜のようなものが出たり、表面に黒い斑点が出ることがありますが、これも美味しく熟しているサインですので安心してくださいね。

収穫直後のアテモヤと追熟完了後のアテモヤの比較

食べごろの見極め方② 手触りで確認する

見た目の変化とあわせて、手で触って確認するのが最も確実な方法です。

果実全体を両手でそっと包むように持ち、やさしく全体を押してみてください。果実全体がしっとりと柔らかくなり始め、押すと弾力を感じるようになったら食べごろが近づいてます。
「少し弾力が出てきた」と感じた翌日あたりが、最も食べ頃の目安です。

指がずぶっと沈むほどぶよぶよになっていたら、食べごろを過ぎたサインです。外側が少し崩れていても中心部は風味が残っていることがあるので、早めに切って確認してみてください。
全体的に発酵臭や異臭がする場合は、食べるのは控えましょう。

アテモヤの追熟を確認しているイラスト

食べごろになったら:冷蔵庫で2〜3時間冷やして

追熟が完了したら常温のまま食べても十分に甘くて美味しいです。


食べる2~3時間前に冷蔵庫で冷やすと甘さが引き締まり、よりおいしく食べられます。追熟が完了してからであれば、冷蔵保存はまったく問題ありません。


ただし、冷蔵庫に長時間(1日以上)冷やしておくと風味が抜けていく可能性があるので早めに食べる、または冷凍保存してください。冷凍するとシャーベット感覚で食べられます。

切り方・食べ方のくわしい手順は次の記事で紹介しています。 → 【次の記事】アテモヤの美味しい食べ方|失敗しない切り方とアレンジレシピ

まとめ

項目ポイント
置く場所暖房の効いた室内・直射日光を避ける
温度の下限14℃以下の場所・冷蔵庫はNG(追熟完了まで)
温度の上限26℃以上は果実が割れることあり・早めに食べて
香りについて熟しても強い香りはしない。香りで判断しない
食べごろの目安収穫日から5日〜11日(室温により変わる)
見た目のサイン色がくすんでくる
手触りのサイン全体がしっとりと柔らかく・押すと弾力がある
食べる直前冷蔵庫で2〜3時間冷やすと更に甘く
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