年間スケジュール
1 春の剪定(枝の整理)
前年の収穫が終わると、翌年に向けて枝を整理します。 アテモヤは放っておくと枝葉が生い茂ってしまうため、この時期の剪定は主要な枝のみを残し、細い枝葉はバッサリと切ってしまいます。
2 夏の剪定(枝の整理)
春に切った主要な枝の各節から新梢が伸びてきます。この時期に収穫量を意識して不要な新梢は間引き剪定します。
アテモヤは枝の成長が早いです。春剪定して4ヶ月ほどするとこんなに枝が伸びます。
果実を実らせたい枝を選んで短縮剪定し、葉も取り除きます。葉が付いていた節から花芽が芽吹きます。
3 開花、受粉
アテモヤなどのバンレイシ科植物はは日本には殆ど自生していなかった植物のため、受粉してくれる昆虫がほとんどいません。また、花は1日で咲き終えてしまうため、開花シーズンは、毎日 手作業で1つ1つの花に丁寧に受粉します。
4 果実肥大
受粉が無事に成功すると、4ヶ月~5ヶ月かけてゆっくりと果実の肥大を待ちます。
この時期は台風シーズンです。アテモヤは風と塩害に弱い作物なので、台風が来るたびに被害がでないか心配になる時期です。
5、6 収穫、発送
果実が十分に成長すると、緑の濃かった表面の色が少し薄くなり、表面が張ってきます。
その頃が収穫時期となります。
アテモヤのその他の栽培風景
栽培風景をブログでも色々と紹介しているので、合わせてご覧ください。