アテモヤの栽培風景

※「https://okinawa-atemoya.com/?mode=f1」ページから移転しました。

このページでは、沖縄の農園で実際に育てているアテモヤの栽培風景や、成長していく様子を写真とともに紹介しています。

開花から実が大きくなる過程、沖縄の気候の中でどのように管理しているのかなど、現地でのリアルな栽培記録をまとめました。アテモヤに興味を持った方や、どんな環境で育てられている果実なのかを知りたい方に向けた内容です。

沖縄産アテモヤの特徴や販売情報については、公式サイトもぜひご覧ください。

年間スケジュール

沖縄アテモヤ公式サイトで行うアテモヤ栽培の年間スケジュールと育成工程

1 春の剪定(枝の整理)

前年の収穫が終わると、翌年に向けて枝を整理します。 アテモヤは放っておくと枝葉が生い茂ってしまうため、この時期の剪定は主要な枝のみを残し、細い枝葉はバッサリと切ってしまいます。

沖縄の農園で行った春のアテモヤ剪定直後の栽培風景
中村果樹園で行ったアテモヤの春剪定直後の様子

2 夏の剪定(枝の整理)

春に切った主要な枝の各節から新梢が伸びてきます。この時期に収穫量を意識して不要な新梢は間引き剪定します。

沖縄の農園で育てているアテモヤの間引き剪定前の樹の様子
間引き剪定前
沖縄の農園で育てているアテモヤの間引き剪定後の樹の様子
間引き剪定後

アテモヤは枝の成長が早いです。春剪定して4ヶ月ほどするとこんなに枝が伸びます。

沖縄の農園で育てているアテモヤの夏剪定前の栽培風景
夏剪定の前

果実を実らせたい枝を選んで短縮剪定し、葉も取り除きます。葉が付いていた節から花芽が芽吹きます。

沖縄の農園で育てているアテモヤの夏剪定前の栽培風景
夏剪定の後
沖縄の農園で育てているアテモヤの花芽が芽吹く様子
花芽の芽吹き

3 開花、受粉

沖縄の農園で育てているアテモヤのつぼみの状態
アテモヤのつぼみ
沖縄の農園で咲いたアテモヤの花の開花の様子
アテモヤの開花
アテモヤの花にある雄しべと雌しべの構造
アテモヤの雄しべ、雌しべ
アテモヤの開花後に確認できる幼果の状態
アテモヤの開花、幼果

アテモヤなどのバンレイシ科植物はは日本には殆ど自生していなかった植物のため、受粉してくれる昆虫がほとんどいません。また、花は1日で咲き終えてしまうため、開花シーズンは、毎日 手作業で1つ1つの花に丁寧に受粉します。

沖縄の農園で行うアテモヤの人工授粉の様子
アテモヤの授粉
授粉後に成長を始めたアテモヤの幼果
アテモヤの幼果

4 果実肥大

受粉が無事に成功すると、4ヶ月~5ヶ月かけてゆっくりと果実の肥大を待ちます。
この時期は台風シーズンです。アテモヤは風と塩害に弱い作物なので、台風が来るたびに被害がでないか心配になる時期です。

沖縄の農園で育つアテモヤ果実が肥大していく過程
アテモヤの果実の肥大

5、6 収穫、発送

果実が十分に成長すると、緑の濃かった表面の色が少し薄くなり、表面が張ってきます。
その頃が収穫時期となります。

収穫前の完熟直前段階にあるアテモヤの果実
完熟前アテモヤの果実
収穫を迎えたアテモヤの果実
収穫時のアテモヤの果実
沖縄の農園で行うアテモヤの収穫作業の様子
中村果樹園で収穫したアテモヤ
沖縄の農園で行うアテモヤの梱包作業の様子
中村果樹園の梱包の様子

アテモヤのその他の栽培風景

栽培風景をブログでも色々と紹介しているので、合わせてご覧ください。

=>アテモヤの栽培風景 ブログ

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